この記事は、私のリアルな体験記。人の転職をのぞき見したいというあなたに向けて発信します。
ナミの転職マインド
この記事にたどり着いたあなたは、すでに今の仕事を辞める検討を始めているのではないでしょうか。与えられている選択肢は、①このまま今の会社を続けていく、②転職にチャレンジする という2択。
私の考え・スタイルは、「まずは動いてみる、それは無駄にならないはず、行動をした自分へのご褒美が待っているのだ!」です。会社などの組織で、不満を持ったら払拭することはかなり難しい、原因を考えてそれを排除しようとしても自分の力ではどうすることもできない場合が多いと思って私は転職に舵をきりました。
今の職場で気持ちよく働けるのが一番良い事だと思います。それが果たせないならば自分自身のために、自分の将来のために、最終的な選択はさておき、やってみたらいいと思います。「転職しなければよかった」ってあまり聞かないな。むしろ「もっと早くこの会社で働けばよかった」っていう人が多いです。
転職エージェントに断られるなんて
「経歴がいいから、実績があるから、転職もイージーモードだぜ」というわけにはいきません。タイミングも重要で、それにより苦戦を強いられる場合もあります。
ここからは私の体験談。
私が今の会社に入る時の転職活動の話です。時はまさにコロナ禍、2020年夏ごろ。エージェントに5社くらい登録してみましたが「ナミさんに紹介できる会社はありません。」といくつかのエージェントから言われました。ハッキリ言われてびっくりしました。エージェントは成果報酬ビジネスですから、成果につながる可能性が低い人材に時間を割いてはいいられないでしょう。
この時、「私って、価値が低いの?」「求められる人材じゃないってこと?」と凹みました。
お世話になったエージェントには、「今の時期は求人が少ないんです。職種や業界を広げて探してみるか、待ってみたほうがいいです。」と言われました。言われた通り、少し業界を広げて求人情報を提供してもらいました。すると書類審査を通過し、いくつかの企業と面接の機会を頂きました。その結果として、面接に行ってみて業界の事を知るほど、希望していた業界・職種にこだわりたいという気持ちになりました。そのことをエージェントに告げ、納得する転職をしようと、方針を固めました。
時差オファー ~お祈りメールからの大逆転~
方針を決めても、求人が増えるわけではありません。求人が出たら紹介してもらい挑戦していくという事を繰り返していました。求人そのものが少ないので採用も狭き門。最終面接を受けてももらうのはお祈りメール(お断りメール)ばかり。ここで、注意しておきたいのが、転職の不採用は、優秀かどうかだけではなく、求めるポジションに合っているかという観点で落とされることも多いので、自分に合う会社はないのかなと思う感じでした。
この頃は、「やってみてダメなら仕方ない、今の会社で働けていることがありがたい事なのだ」と思うようになっていました。このまま今の仕事を続けて行くことも視野に入れつつ、求人があれば応募というやり方で転職活動を行っていました。
そんな中、すでにお祈りメールをもらっていた起業から、「一度断っていて申し訳ないけど、来てもらえないか」というオファーを頂きました。その時、最終面接から3か月が経過していました。
エージェントからは「こんなオファー珍しい。企業側に都合の良いオファーにも感じるからよく考えてくださいね。」と言われました。私の入社が決まったらエージェントに報酬が入ります。それなのに、わざわざ忠告してくれたということは、エージェントが親身になってくれていたということ、嬉しかったです。すぐにやめると報酬返還となるのでその牽制かもしれないですが、ポジティブにとらえました。
この時差オファーは、単純に第一候補の方がダメになったからです。企業は私以上に欲しいと思った候補者がいた、候補者はその企業を去った、というのが事実です。私は行きたいと思える企業を選んで応募していたのでこのオファーは即決でお受けしました。入社したら採用の経緯なんて関係ないですし話題になったこともありません。あの時応募していたから、最終面接で印象を残せたから、満足のいく結果となったのだと思います。また、最初からナミさんにオファーを出せばよかったと言ってもらえるようにやってやるという思いも芽生えました。
今回の私の体験談から、やってみて自分の転職の方針が決まることもある、できることを探して挑戦していけばチャンスはある、と言えると思います。
新卒の就職活動と違い、転職の場合はポジションに空きがない限り求人はありません。希望している採用ポジションがあった場合、タイミングを逃さないという事も転職活動の成功のカギです。その解決策は「今はじめる」ことなのです。コロナショックも落ち着き、企業が採用を再開しているまさに、今、チャンスを逃すことなく成功をつかみ取ってほしいです。
このお話が少しでもあなたのお役に立てたならうれしいです。
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