大寒波襲来のニュースが世間をにぎわせ、普段は雪の降らない私の居住地の周りでも15センチほどの積雪があり、冬本番を実感した。
地元は雪が降る地域で幼少期から雪には慣れていた。
家には必ず雪かきの道具や車の雪下ろしの道具が用意してあった。
行政の雪害対策がしっかりとしていて除雪車が雪をかき分けてくれるので積雪があっても運転に支障がないようにしてくれていた。行政サービスに感謝★
ただ、除雪車がかき分けた雪で家の入口が塞がれるので、人や車の通り道を作らないといけない。
雪ははらりと軽そうに降ってくるが積もるとかなりの重量。
実家の母は雪が多い年は痩せて、雪が少ない年は太るのよと言っていた、雪かきが良い運動になるらしい。
年末に大雪に見舞われていたし、母親は今きっとスレンダー美女になっていることだろう。
私はというと、実家を離れて早20年。雪の恐ろしさを忘れていた。。。
営業車で出かけようとしたら、雪ですっぽりと覆われており、車に乗れない。雪かきの道具もない。手でやってみたけど、冷たすぎる。そりゃそうだ。
車に傷をつけないようにゴム製のサンダルでなんとかフロントガラスの雪を除き出発。この時、サンダルを車に放り投げたのがその後の命運を分ける。
前日の降雪が嘘のような晴天。道路の雪は溶け始めている。
順調に運転をし、前の車の減速に合わせブレーキをかけた瞬間
ズズズズズ~ と、車の屋根の雪がフロントガラスに。
雪の重みでワイパーも動かない。かろうじて隙間から前方がなんと見えるが危なすぎる。
すかさず、安全な路肩へ停車。
路肩も雪のせいで狭くてギリギリ停まれているが、後ろから途切れなく車が来ている状況で降りることができない。
窓から手を出してフロントガラスの雪を取り除くが、手が届く範囲なんてたかが知れてる。全然雪が取り除けない。
絶望。
とりあえず、エアコンを強めにして、溶けないかなと待ってみる。
変化なし。絶望。
ここで先ほどのゴム製サンダルの存在を思い出し、手にサンダルを持ち、窓から手を伸ばしてみた。
エアコンのおかげでガラスとの接地面が溶け始めていたのでサンダルで押したら一気にガラスの雪が反対方向へ落ちていった。
助かったー。
雪を乗せて走っている車、なんか可愛いなと思ってしまうが、ご注意を。
しっかり雪を落としてから出発しましょう。安全第一!
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